記憶力を向上させるために大切なのは、忘れてしまう前に、繰り返し同じ情報を脳に入れておく、つまり復習することです。
脳に入ってきた情報は、その重要度に応じて、数時間~1ヵ月程度記憶が維持出来る「短期記憶」と、数年単位で記憶の維持が可能な「長期記憶」のどちらかに分類され、記憶されます。
このとき長期記憶としてストックされやすい情報は、主に生命維持などに関連する重要な情報や、インパクトのある情報、そして忘れる前に何度も頭に入ってくる情報の3つです。
一方で短期記憶の場合は、それほど重要ではないと判断される記憶がストックされます。
そのため、情報は一時的には保存されますが、次々に新しく入ってくる情報によって上書きされ、最終的に消去されてしまうのです。
このように、短期記憶と長期記憶では、それぞれ記憶を維持出来る期間や、記憶が可能な容量が異なります。
重要な情報は長期記憶に記憶されるため、記憶力を定着させ、向上させるという目的がある場合は、長期記憶に記憶させることが大切だといえるでしょう。
では、脳に入ってくる情報を意識的に長期記憶としてストックさせるには、どのような方法があるのでしょうか。
上述したように、長期記憶としてストックされやすいのはインパクトのある情報、生命維持に関連する重要な情報、そして何度も繰り返し頭に入ってくる情報の3つです。
この中で最も取り組みやすいのは、「忘れる前に何度も入ってくる情報」です。
つまり、記憶力を向上させるためには、その情報を何度も繰り返し復習し、意識して長期記憶に記憶させることが大切なのです。
例えば学生の場合、本番が間近に迫っている時のテスト勉強は、どれだけ短期間に効率良く行えるかがカギとなります。
そこで大切なのは、1つの教科にはりついてひたすら記憶するのではなく、1回ごとに記憶する情報量を減らし、何回かに分けて繰り返し学習することです。
こうすることで復習回数を増やし、より記憶力を高める効果が期待出来ます。
さらに、手を動かしてノートに書き出したり、声に出して情報を読みあげると、ますます記憶の精度を向上させることが可能です。
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